【親知らず】抜歯後、どのように治っていくの?~治癒のスケジュール~
カテゴリ:親知らず2023年1月29日
こんにちは。
吹田市千里丘、宇野辺の歯医者・小児歯科【堀江歯科クリニック】です。
前から数えて8番目の奥歯を「親知らず」と言います。
親知らずが痛い、周囲が腫れている、半分埋もれている……などのトラブルに対して「抜歯」を行うケースがあります。
そこで気になるのは「抜歯後の傷口」ですよね。どのように治っていくか、完治までどのくらいの期間がかかるのか、気になる方は多いと思います。
そこで、今回は抜歯後の治り方や注意点について解説します。
歯を抜いた後は、以下のような流れで傷口が回復していきます。
抜歯当日
歯を抜いた後は抜いた穴の中に血液が溜まります。
この血液が固まったものを「血餅(けっぺい)」と呼びます。
血餅はかさぶたのような役割を果たし、傷口が治癒するまで歯ぐきを守ってくれます。
抜歯当日〜3日間程度は血餅が剥がれないよう、うがいのしすぎに注意しましょう。
1週間後
抜歯して1週間ほど経過すると血餅の中に血管ができ「肉芽組織」をつくります。
肉芽組織とは歯ぐきを保護するための組織のことで、傷口が順調に回復している現れです。
なお、血餅は自然と剥がれ落ちてきます。
指や歯ブラシの先で無理やり剥がさないようにしましょう。
1カ月後
傷口が塞がり骨が再生し始めます。
完成された骨と比べると、まだまだ柔らかい骨です。
半年〜1年後
傷口が完全に塞がり、歯ぐきや骨も完成します。
傷口を早く回復させるコツは、血餅をしっかりつくることです。
そのためにも、抜歯当日はできるだけうがいを控えましょう。
なぜなら、血餅が剥がれてしまうと傷の治りが遅れてしまう可能性があるからです。
抜歯当日は主治医の指示に従い、できるだけ安静に過ごしましょう。
堀江歯科クリニックでは、親知らずの抜歯にも対応しています。
親知らずが痛む、腫れている、斜めに生えているなどのトラブルがある方はお気軽にご相談ください。