口臭や歯周病の原因！強敵「バイオフィルム」を撃退
カテゴリ：口臭, 歯のクリーニング, 歯周病2022年8月29日
こんにちは。
吹田市千里丘、宇野辺の歯医者・小児歯科【堀江歯科クリニック】です。
毎日しっかり丁寧に歯磨きをしていても、口の中がザラザラする、口臭が気になる……
それはお口の中の「バイオフィルム」のせいかもしれません。
バイオフィルムとは細菌の集合体のこと。複数の細菌が集合し、歯の表面に膜をつくっているのです。
では、バイオフィルムはどのように撃退すればよいのでしょうか。まずはバイオフィルムの特徴や構造から順に解説します。
バイオフィルムとは細菌の集合体のことです。
集合した複数の細菌がスクラムを組みながら膜を作っている状態です。
ちなみに、バイオフィルムはお口の中だけでなく、生活に身近なところにも発生します。
お風呂の排水溝やキッチンの三角コーナーの周りなど、水回りに発生するヌルヌルした固形物もバイオフィルムの一種です。
バイオフィルムは歯の表面に集まって時間をかけて作られます。
歯磨きのあと8時間ほど経過すると、歯の表面に細菌が付着し始め次第に増殖していきます。
48時間が経過したころからは細菌の増殖スピードが高まり、72時間後にはバイオフィルムが形成されます。
歯垢は歯ブラシで落とせますが、バイオフィルムは一度形成されると、歯ブラシでは取り除くことができません。
また、バイオフィルムをそのまま放置してしまうと細菌の繁殖が進みます。
そのことによって、むし歯や歯周病の発症・進行のリスクが高まってしまうのです。
バイオフィルムの除去はプロにお任せしましょう。
バイオフィルムは歯科医院のクリーニングで撃退できます。
歯科医院専用の機械でお口の隅々まで歯垢を除去し、バイオフィルムを破壊。
むし歯や歯周病、口臭予防に効果的です。
健康なお口の環境を維持するためには、バイオフィルム(細菌)のエサとなる歯垢をできるだけ付着させないことが重要です。
自宅での丁寧な歯磨きと、定期的な歯科医院でのクリーニングを両立させて、お口の健康を保ちましょう。