抜かなくてもいい親知らずもある?
カテゴリ:親知らず2019年11月21日
皆さんこんにちは。
堀江歯科クリニックです。
親知らずというと、お口の中でトラブルを引き起こす存在として有名ですよね。
おそらく、皆さんの周りにも親知らずの痛みが原因で、抜歯された方がいらっしゃることでしょう。
ただ、そんな親知らずでも、必ず抜かなければならないというわけではありません。
今回はそんな「抜かなくてもいい」親知らずについて詳しくご紹介します。
親知らずは、最も遅れて生えてくる奥歯で、多くの人は20歳前後に萌出します。
もちろん、もっと早い時期に生えてきたり、あるいはいつまで経っても生えて来なかったりもするため、個人差の大きな歯といえます。
そんな親知らずも他の歯と同様、貴重な天然歯のひとつであることを忘れないでください。
とくに大きな問題を抱えていなければ、積極的に残していくことがお口全体の健康にも寄与するといえます。
そこで気になるのが抜かなくてもいい条件ですよね。
真っすぐきれいに生えていて、かみ合わせに参加している親知らずは抜かずに残しておいた方が良いといえます。
また、生え方に多少の異常ば見られたとしても、周りの歯を圧迫したり、重度の虫歯や歯周病にかかっていたりしなければ、極力残す方が望ましいといえます。
なぜなら、そうした親知らずは将来的に、ブリッジの支台歯として活用することが可能だからです。
その他、矯正治療や歯の移植にも活用できる可能性があるため、周囲に大きな悪影響を及ぼさないのであれば、できる限り保存するという方針も決して間違いではないのです。
このように、親知らずの中にも抜かなくていいものがありますので、まずは精密な診断を受けることが大切です。
今現在、親知らずに異常がある人はもちろんのこと、今後抜かなければならないのか心配な方なども一度当院までお越しください。
親知らずの状態を正確に診査し、最適といえる方針をご提示いたします。